ご注意

以下の記事は 2018年12月26日 以前に書かれたものです。
特に2013年以前の記事は旧FF14に関する内容であり、現在の新生FF14で存在しない仕様や内容が異なる仕様も存在します。過去情報の振り返りのために残していますが、内容にご注意いただきあくまで参考にとどめて下さい。

吉田Pインタビュー

吉田Pインタビュー

  • 以下、個人的に気になる部分の抜粋です。インタビュー全文は、上記リンク先で確認してください。

青魔道士

――いまのお話だと、結構前から企画が進んでいたということですか?
吉田氏: そうですね。パッチ4.1をリリースする前に僕がコンテンツのロードマップを作りますが、その時には既に予定に加えていましたので。
――「紅蓮のリベレーター」のスタートと同時にずっと作っていたということですか?
吉田氏: 最初の計画ではパッチ4.4を青魔道士のリリースターゲットとしていました。運営を続ける中で、コンテンツのボリュームや拡張パッケージの発表、拡張パッケージまでの運営期間を考え、最終的にはパッチ4.5をリリースターゲットとして変更しました。これがパッチ4.2開発中くらいのことです。

――ジョブ専用装備にはどんなものが入るのですか?
吉田氏: 今回はレベル50がキャップになりますので、レベル50の最初のジョブ専用装備が用意されています。武器と防具一式ですね。
――ジョブ専用装備は、ほかのジョブと同じようにジョブクエストをクリアすればもらえるんですか?
吉田氏: もらえます。でもジョブクエストをクリアするのは大変かもしれません……。

――ジョブクエストをクリアすれば技を覚えるというわけではないのですか?
吉田氏: 最初の1つだけはクエスト中にラーニングしますが、後は自力となります。指定されている技をどの敵から覚えるのかも、頑張って探した上で覚えていく必要があります。
――今回ラーニングできる技は49種類ですが、レベルごとに覚えられる技が決まっているんですか? このレベルではこの技のように。
吉田氏: いいえ、条件はシンプルに「ラーニングしたい相手の技を見てから、その相手を倒すこと」です。ラーニングできるかどうかは、技ごとの確率で、あとは運にも左右されます。レベルはあまり関係がありません。

――そして気になるラーニングできる確率なんですが、“ミスターアートマ(リードバトルシステムデザイナー横澤剛志氏)”が企画しているという時点で戦々恐々としています。
吉田氏: 序盤に覚えられるものや、低レベルのものは意外とサクサクとラーニング可能です。序盤はそこまで戦々恐々としなくても大丈夫です。
――歴代のシリーズでも、1つの技を複数のモンスターからラーニングできていましたが、例えば同じ技でも、レベル1のモンスターよりもレベル5を相手にしたほうがラーニングしやすいといったことはありますか?
吉田氏: この辺りはヒントにも繋がりますので、内緒にさせてください。

――フィールドでの経験値稼ぎが1番効率的ということですが、F.A.T.E.やトレジャーハントでも経験値を獲得することができるのですか?
吉田氏: 可能です。普通のフィールドモンスターを倒したときの経験値は、他のジョブでは比較にならないくらい美味しい設定になっています。F.A.T.E.はいつも通りです。レベル20くらいまでだったらあっという間に上がります。どちらかというと、ラーニングが……(笑)。

――青魔道士が実装されるとたくさんの人がレベリングを始めると思いますが、フィールドで、ソロでレベル上げをしている人が1匹のモンスターを叩いた場合、現状では貢献度に応じて経験値が入りますが、経験値が入った人は全員ラーニングできる可能性があるということですか?
吉田氏:そうです。そのあたりは基本的には「FFXIV」のゲームルールに則っています。経験値が入っているということは倒しているという判定なので、それはそのまま使われています。

青魔道士のパーティプレイ

――例えばレベル50でカンストして、頑張って青魔法を全部覚えたとするじゃないですか。その状態で普通のパーティプレイはできるのですか?
吉田氏:  「普通のパーティプレイ」が何を指すのかにもよりますが……。マッチングは使えませんが、事前にパーティを組んでコンテンツに行くことはもちろん可能です。その際にどんな青魔法をセットアップしていくかで、青魔道士はかなり特徴が変わります。
――強いかどうかはその人次第ということですね。
吉田氏: 最効率を気にされるのなら、青魔道士はそれに向いていないと思います。バランスブレイクな青魔法も多いですが、それが通用する敵が出るダンジョンかどうか、一緒に行く青魔道士がそれをラーニングできているかどうか、また、セットしてきているかどうかなど、状況に強く左右されます。
僕も今、青魔道士を最終調整のためにプレイしていますが、とにかくラーニングの旅が物凄く楽しい。まずはそれを楽しんでもらって、気の合った仲間と、「よーし、4人の青魔道士でID行ってみようぜ」という感じでワイワイやっていただきたいです。この青魔道士4人というのもまた面白いのです。この魔法は使えるね、これはここでは使えないね、この技のセットは意外と強いねと言う話をして……青魔道士は「楽しむために生まれた」ジョブです。自由な遊び方を模索していただきたいですし、効率や強さを気にされる方は、他の方の評判を聞いてから触ってみても良いのかなと思います。

突入できるコンテンツ

――パーティを組めば50までのコンテンツはすべて入れるのですか?
吉田氏:一部入れないものはあります。例えばディープダンジョンはバランスが著しく損なわれるため、チャレンジできません。
――大迷宮バハムートクリスタルタワーは入れるのですか?
吉田氏:大迷宮バハムートは、事前にパーティを組んでおけばもちろん参加可能です。クリスタルタワーは24人集めれば。

マスクカーニバル

――青魔道士専用コンテンツ「マスクカーニバル」についてですが、3回のウェーブ途中にインターバルはなしですか?
吉田氏: フェーズが複数存在するステージでは、フェーズは連続で行なわれます。ステージ中は事前にセットしたアクションを切り替えることができないので、きちんと事前準備が必要となります。
――これとこれとこれが出てくるから、それにあった青魔法をセットしてからスタートという形になるわけですね。
吉田氏: そうです。難問には幾度もチャレンジすることになると思いますし、ぜひお楽しみください。

――参加できるレベルはいくつからですか?
吉田氏: 青魔道士レベル50になってからです。
――なるほど。現状では青魔道士エンドコンテンツという扱いになるんですね。
吉田氏: そうなります。ただしレベル50になれば挑戦は可能ですが、レベル50になったからといって青魔法が全部そろっているとは限りません。「マスクカーニバル」に挑戦してみたら、全然青魔法が足りない。レベルはカンストしているけれど、とにかく青魔法のラーニングツアーをもっと進めよう……という方も多くなると思います。
――フェーズをすべて勝ち抜くとクリアですか。クリアするとどんな報酬がもらえるのですか?
吉田氏: ステージ毎にギルや記章、アラガントームストーンなどが基本報酬として用意されています。あとは先ほどのクリアボーナスなどで増減します。すべてのステージクリアにも報酬が用意されています。
――25ステージすべての敵に勝たなければいけないということですか?
吉田氏: 全ステージクリアの報酬を得るにはそうなります。マスクカーニバルの決勝があって……きちんとジョブクエストをプレイしていただければわかります。

レベルキャップ開放

――レベルキャップ開放のスケジュールはどうなりますか?
吉田氏: もともとはパッチ4.4で青魔道士を実装し、パッチ4.5シリーズの後半で、レベルキャップを開放しようと考えていました。しかし、実装がパッチ4.5となったことと、5.0リリース時期は他に遊ぶことが山盛りになるため、恐らくはその次くらいからかなと考えています。
――パッチ5.1以降ということですか?
吉田氏: 基本的にはデータ開放と追加が主になるため、それほどお待たせするつもりはありません。拡張パッケージがこないと、キャップが開放されない、というイメージではないです。
――5.0シリーズの間に、レベル80に追いつくことになるんですか?
吉田氏: さすがにそのペースで開放したら、開発する僕たちも、プレイする方もみんな倒れちゃいますよ……(苦笑)。

禁断の地エウレカ:ヒュダトス編

――「禁断の地 エウレカ」も今回が完結編になりますが、「ヒュダトス編」に入る高難度のエンドコンテンツについて詳細を教えてもらえますか?
吉田氏:  ただ、その後もロゴスアクションを駆使して、定められた人数できりきり舞いしたいという方たちのために、「クリア後のやりこみ要素」が用意されています。それがかねてからお話している「パブリックダンジョン」というものです。アライアンスレイドとも違う凝った仕掛けが多数用意されています。中には難度の高いボスが複数いるうえに、最後のボスにたどり着いたとしても、今度はそのボスのギミック解明をしていかなくてはならないのでかなりきついと思います。
――幻の24人用高難度ダンジョンみたいな雰囲気になるわけですね。ちなみに何人で入れるのですか?
吉田氏: それは言わないでおきます。一回のアタックに参加できるメンバーに上限はありますが、そもそも突入権利が必要です。
――これまでの「エウレカ」の中で蓄積していったものを、思い切り使うための場所ということですね。
吉田氏: 最後のバランス調整を行なっていますが、「クリアできるにはできるけれど、ここまで到達するのに、どれくらい時間がかかるか読めないね……」と、難易度にはギリギリまで頭を悩ませています。とにかくクリア者が出るまでにはかなりの期間がかかると思います。進んだところまでの情報をDC内で共有しつつ、総がかりで攻略しないと、進捗が思わしく無くなると思います。繰り返しとなりますが、エウレカストーリーの必須導線ではありません。全部やり尽くした人たちの最後の挑戦だと思っていただければ幸いです。
――「絶」のようなイメージですか? やりたい人だけやってくださいという。
吉田氏: それともまた違った遊び心地になります。「絶」はいつでもトライできますし、ワイプすれば即リトライできるからまだマシかもしれません。エウレカでは全滅すれば当然デスペナルティが働きますし、完全に失敗すると外に出されてしまうこともあり、試行回数を得るためにも準備が必要だからです。

リターン・トゥ・イヴァリース「楽欲の僧院オーボンヌ」

――「リターン・トゥ・イヴァリース」の完結編となる「楽欲の僧院 オーボンヌ」についても見どころを教えてもらえますか?
吉田氏: 最大の見所は、松野さんが「ファイナルファンタジータクティクス」の物語からスタートさせた、「イヴァリース」という神話が、FFXIVの中でどう解釈されるかです。「FFXIV」の世界の中に、後付けされた外伝的に「イヴァリース」というものがあるのではなく、「FFXIV」の世界の中で再解釈された「イヴァリース」というひとつの物語、ひとつの時代があったということを、違和感なく、きれいに作っていただきました。
このシリーズは、惑星ハイデリンの歴史において、特定の地域に「イヴァリース」と呼ばれた時代があり、そこに英雄たちの物語があって、今回の冒険はその痕跡を発掘した旅です。その当時の英雄たちと、今の英雄のつながりみたいなものを、本当にきれいに描いていただいています。「FFXIV」の中に歴史をひとつ書き加えていただいた……この融合具合は本当に素晴らしいと感じましたので、ぜひその点を見ていただきたいです。
また、「獅子戦争」という歴史物語を、FFXIVの中で松野さんがどのように再構築したのか。それは「FFT」の獅子戦争を指すのか、そうではないのか……。いろいろな側面からお楽しみいただけると思います。もちろんオリジナルであるFFTが第一、という方もいらっしゃると思いますが、色々なとらえ方のできるストーリーですので、ぜひ議論をしていただければと思います。
吉田氏: ゲームパッドもキャンセルが効かないようにしておいたほうがいいです(笑)。いや、本当に。「パッチ4.5」の衝撃を3分割するとしたら、この導入が間違いなくそのうちの3分の1を占めているので、絶対、飛ばさないようにお願いします。ぜひその目でお確かめください。

ワールド間テレポ

――いままでのワールドが1つのチャンネルになるようなイメージですね。
吉田氏: コミュニティの間で、「自分のホームワールドがすごく混んでいて戻れなくなってしまわないのか」、「人が多すぎた場合どうなるんだろう」というお声も拝見していますが、この辺りもシステム設計の際に織り込んでいます。基本的にはホームワールドの人が優先的に自分のホームワールドに移動できるよう、常に一定数の優先枠を設けています。ワールド収容人数の上限いっぱいまで、ビジターの方で埋まってしまわないようになど、色々な仕組みが動作しています。
――ビジターは入れる人数に上限があるということですか。
吉田氏: そうしないとプレーヤーイベントや、「吉P散歩」のときなどにワールドが破綻しやすくなってしまいますし、ビジターが多すぎてホームワールドの人がログインできないなんてことになったら本末転倒です。できるだけホームワールドのキャラクターが優先されるように制御させていただきます。ただし、ワールドの収容人数上限に張り付いた時に2,000人ぐらいがビジターという可能性はあります。ただ、ビジターだけでワールド全部が埋まるとか、極端になってしまわないように管理が行なわれます。
――Sモブを追って、いろんなワールドを転々と巡ることはできるんですか。
吉田氏: もちろん可能です。クロスワールドリンクシェルモブハント専用のリンクシェルを作るケースが増えると思います。「クロスワールドリンクシェル」の数は現在ひとつまでですが、『漆黒のヴィランズ』開始に合わせ、最大8つまで増やすための作業を行なっています。現在のリンクシェルは、いずれクロスワールドリンクシェルに置き換えていただくつもりです。

パッチ4.5

――これはお答えにくい質問かもしれませんが、吉田さんが考えられている『FFXIV』全体のストーリーのなかで、今回のパッチ4.Xのクライマックスはどのぐらいの位置づけになるのでしょうか?
吉田:別にそう呼んでいるわけではないですが、もし『旧FFXIV』の物語を収束させる今の流れを“ハイデリンゾディアーク編”と仮称するなら、全体の6割を越えたぐらいまできていると思います。
――つまり、パッチ5.Xシリーズが仮称“ハイデリンゾディアーク編”のクライマックスになる感じですか?
吉田:いいえ。クライマックスの序章になるかなと思います。もちろん、パッチ5.0単体で、RPG1本ぶんを遊んだぐらいの衝撃や経験を得られるようにはしてあるので、怒涛の展開を楽しんでもらえればと。

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