セイブ・ザ・クイーンのかんそう(ネタバレ注意)

セイブ・ザ・クイーンの個人的な感想です。

余裕でネタバレなので、未プレイの方、ネタバレにうるさい方は離脱お願いします。

とてもおもしろいので、ぜひご自分でプレイした後に読むようにして下さい。

 

 

 


 

 

 

パッチ5.25で実装された武器強化クエスト「セイブ・ザ・クイーン」早速プレイしました。とても凝った作りのダンジョンなど、非常に面白かったですね。

帝国(ボズヤ)とシドの過去をたどる旅はたいへん興味深く、よくできていて物語に引き込まれました。

驚いた点

ソル帝のポリゴンモデル初登場

ガレマール帝国の初代皇帝ソル・ゾス・ガルヴァス

旧FF14および新生エオルゼアを通じて、老齢ソル帝のポリゴンモデルが登場したのは初だと思われます。というより、イラスト以外でグラフィックで表現されたのも初だと思われます。

粗さなどがよくわからない遠景でしか出てこないため、もともと旧FF14時代から存在したものを流用したのか、新規で起こしたのかはわかりませんが、ワンシーンのわずかな登場にもコストを掛ける意気込みを感じました。

なお少しカメラ角度が違う(立ち位置はほぼ同じ)のですが、ヴァリス帝とほぼ同じ体格のようですので、

実際は、シドからみても見上げるような巨体だったと思われます。

 

 

老体のソル帝は、新生だとヴァリス帝が唾を吐き捨てていた国葬シーンの棺桶でしか登場していませんでしたし、旧FF14でもセリフ上でしか登場していませんでした。

 

みなさんが強烈に記憶しているのは↓のイメージイラストだと思いますが、これは旧FF14時代から存在します。あとはパッチ4.4「狂乱の前奏曲」のカバーイラストに横顔が描かれたくらいでしょうか。確か旧FF14時代には頭の上に乗っかっている冠が本体だとか言われていた記憶があります。

上のポリゴンモデルと比べると、足がものすごく短いのがわかります。モデル化するにあたってさすがに無理がありすぎたんでしょうか。まさかララフェルみたいな歩き方をさせるわけにもいかないでしょうし。

なお漆黒のいま、すでにソル帝=アシエン・エメトセルクなことがわかっています。彼は、とある事情もあって若い頃(とはいえ50歳前くらい?)の体を愛用しているのですが、このお腹の出た老体のソル帝もエメトセルクの魂が入っているということになります。

ミドも初登場

シドの亡き父、ミド・ナン・ガーロンド

こちらは登場が予想されましたが、ゲーム内では初登場です。

プレイした方はおわかりでしょうが、目が…

身長は同じくらいです。

というか驚いたのは、シドががっちり体型なので似てるのかと思いきや、意外に細身の方でした。

 

あと追憶ダンジョンも1回きりぽいのに、やたら贅沢に凝っていて驚きでした。もう一度散策したいのでどこかで使って欲しいものです。

 

その他スクリーンショット

後でWikiに使うかもしれないのでメモ代わりにペタペタ残しておきます。

「グンヒルドの剣」のレプリカ群。シドが見たとされる「グンヒルドの剣」のレプリカがこれです。

若き頃のシド。

恋する乙女になったミコトさん(29歳)。

設定をベラベラしゃべってくれるのは従前どおりで、このあたりはミコト・ジンバの項に「ミコト先生の講義2」としてまとめておきました。

というか彼女も「超える力」の持ち主だったんですね。ただ「未来視」ができてしまうと色々まずいと思われますが、光の戦士の「過去視」が自由には発動しないように、ミコトさんの能力も同じようなものなのでしょうか。

恐らく次の拡張ではシャーレアンに行けると期待しているのですが、そこでも重要な役割で登場するのかもしれません。

シドは一応34歳という設定なので、現代日本を例に取るとけっこうリアルな年齢の話です。

 

「ヤカンおじさん」ことゲロルト先生の青春(妄想

 

 

さらに、かなり気になる初登場人物。右奥にいるノアさんではなく、左側手前の黄色っぽい鎧の人物。

この人はノア・ヴァン・ガブラスの副官で、名前はメネニウス・レム・ラナトゥスというらしいです。ラナトゥス家はガレアン族だけど不遇をかこっている時にガブラスの親父さんに拾われたとのことです。このあたりについては、次の獣王ライアンさんと一緒に「ノア」さんの項目にまとめておきました。なお「レム」は上級士官(幕僚・筆頭千人隊長)で、紅蓮のフォルドラと同じ階級です。参考)ガレマール帝国階級表

もったいぶって顔は映っていません。ということは恐らくなにかの前哨戦で派手に登場して死ぬんじゃないかと思われます。「カストルム・ラクスリトレ」あたりのダンジョンボスか、ティンさんみたいな位置づけの独立バトルになるのか…

 

あともうひとり、「獣王ライアン・サス・ヘルソス」なる人物もセリフ上だけ登場していますが、「獣使い」らしき記述がされていますね。次拡張の新ジョブゴホッゴホッ

「サス」はリットアティンさんと同じで、最上級士官(幕僚長・分遣隊長・陣営隊長)を意味しており、懐かしのリウィア(新生ラストダンジョンの白い魔導アーマーおばさん)や、アサヒ(いわゆるオレオさん)と同じ階級ということになります。上で出てきたメネニウスより上位なんですね。こちらは独立した討滅戦でしょうか。

そういえばノアさんの軍団は第IV軍団とかなり若い番号なのですが、その理由も推察できる設定になっているようです。あの時には何故こんな番号にしたんだろうと思ったんですが、やはり既に「リターントゥイヴァリース」の時点で用意周到に設定されていたんでしょうか。プロの仕事ですね。

 

音楽

ボズヤのガンゴッシュで流れるのが新曲ですね。印象的でとてもイイ曲です。

なお追憶のダンジョンで流れる曲は、ザ・バーンの死の大地で流れた曲だそうです。

追憶ボス(極???戦)で流れる曲が既存曲(漆黒ボス曲の「貪欲」)の流用なのでやや不評っぽいですね。周回前提なのでよけいに繰り返し感が増すのでしょうか。掲示板の書き込みによれば、いわゆる討伐討滅戦でユニークBGMじゃないのは、ティンさん、ナプリアレスさん以来だそうです。

 

矛盾?

掲示板でいくつか気になったもの

  1. 属州出身者は「サス」が最高位のはず
    ガレマール帝国階級表によれば、そうなります。

    陣営隊長 前線基地隊長。非ガレアン族の最高位

    しかし掲示板にも書かれていますが、恐らく「属州化」という概念以前の併合だったのではないでしょうか。
    ノアは30年前(第六星暦1547年前後)に18歳だったと言うので、その父親で軍団長まで上り詰めたバッシュ自身は恐らく当時で50歳前後ではないかと思われます。ガレマール共和国がガレマール帝国になったのが第六星暦でいう1522年なので、そこからさらに25年ほど遡ることになります。ということは、バッシュは恐らく25歳頃(ノアはまだ生まれていない。なおソルは31歳)。
    しかもバッシュは前歴は小国ランディス共和国の騎士だったというので、だいたい合いそうです。一方ソル帝となる若きガルヴァスがガレマール共和国の国家最高指導者である「独裁官」に就任したのが第六星暦1517年(28歳)。またミドルネーム制度が整備されたのも、おそらくは帝国樹立後でしょう。
    つまり帝国樹立前後にランディス共和国が併呑されていて、そのまま共和国軍に編入され、ガレマール共和国が急速に拡張するのに従ってバッシュも順調に出世していったとすれば矛盾はなさそうです。マルシャークが語る通り、極めて異例なのは確かでしょう。

  2. ミドがテンパードになっていたけど、彼は計劃を悔いていたと語っていたはず
    これは新生でのプラエトリウムでのガイウスのセリフのことをいっています。

    ガイウス : ミドは晩年、後悔していた。
    ……「メテオ計劃(けいかく)」が、
    斯様に悽惨なものだったことをな。
    シド : だが、野郎は総責任者として、
    結局は死ぬまで、その中にいたんだぞ!
    ガイウス : それに気づいた時は遅かったのだ。
    「メテオ計劃」は、かの俗物の呪縛により、
    引き返せない状態となっていた。
    ガイウス : ミドと最後に会った時、奴はわしに言った。
    息子にすまないことをした……とな。
    ガイウス : うぬの、技術が自由のためにあるという想いは、
    確かにミドに伝わっておったのだ。

    今回のクエストでの描写内ではテンパード化していたけれども、恐らく死ぬ直前あたりでガイウスと会う機会があり、そこで上の内容を語ったのではないでしょうか。同じくテンパード化されていたネール・ヴァン・ダーナスも、死の直前で正気(ユーラ・ダーナス)に戻っています。
    セリフ引用で下線を引いた後段を読めばわかるように、計劃は次第に様々な思惑が絡み合って計劃統括者であったミド自身も大きな波に飲み込まれ後悔の念を抱きつつ死んでいったのだと思われます。
    「セイブ・ザ・クイーン」は、シドの生涯の悔いや悩みとなっている父親との相克を乗り越える物語だろうと思われますので、このあたりは恐らく続編で語られるのではないでしょうか。
    わざわざ放置でも良い「過去の空白」を埋めにいくクエストですから、そのあたりは慎重に検討しているはずです。個人的にはむしろ5.2だったかで描かれた、ガイウスと久しぶりに出会ったシドがかなりそっけなかったことが驚きというか拍子抜けでした。

 

 

ということで以上です。

松野さんお忙しそうで大変でしょうが続編も期待しております。お体ご自愛下さい。

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