第35回 FFXIVプロデューサーレター&4gamer単独インタビュー
第35回 FFXIVプロデューサーレター (2012/08/30)
- プロデューサーレターが出ている。
- 新生のαテストやβテストに関する内容が盛り込まれており、非常に重要なものなので必ず目を通すようにしたい。
ファイナルファンタジーXIVをご愛顧いただいている皆さん、 そして、ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアを楽しみにお待ちいただいている皆さん、こんにちは。 プロデューサー/ディレクターの吉田から、第35回プロデューサーレターをお届けします!
今回のレターでは、新生FFXIVαテストと現行運営のフィナーレについての大切なお知らせが含まれているため、 ちょっと長めになっています。お時間のある時にご一読頂けると助かります!
怒涛のgamescom2012が終わり、明日はいよいよFF25周年イベントの開幕です。 FFXIVも開発資料の公開や、現行FFXIVのCM撮影で使った衣装や武器の紹介に加え、 ステージでのイベントを行います! gamescomで初披露となった新生FFXIVの実機デモは今回のイベントでも行いますが、 もちろんそれだけではありません! 初公開の情報も用意しています。 ご来場いただける方、生中継でご覧になる方、各メディアを介してご覧になる方、 ご都合に合った方法でステージイベントにご注目ください! またイベントの模様は後日、英独仏語の字幕を付けてFFXIVチャンネルにて公開予定です。 当日のご都合がつかない方、北米/欧州の皆さんにもなるべく早くご覧いただけるように頑張ります!
そうそう。動画と言えば、フォーラムなどで「どうしてgamescomの実機動画を公式に公開しないのか?」 というお声も頂戴していました。 理由はシンプルで、「まだまだ普通のMMOだから」です。 現行FFXIVと比較ができる現行プレイヤーの皆さんは、新生FFXIVで変貌した様子に驚いて頂けると思います。 一方で、現行FFXIVをご存じではない目の肥えたMMOファンの皆さんには、 「絵の綺麗な普通のMMOだよね」と見えるのです。 ステージで実機デモをやった以上、その様子を収めた動画がアップロードされるのは予測していましたが、 今の時点ではそういったやりとりで盛り上がって頂いた方が良い時期だと思っています。
今はまだαテストさえも開始しておらず、βテストまではもう少し時間があります。 今度こそ、納得の行くまで作り込み、コンテンツを準備してから送り出させてください。 吉田が「これならβテストを開始しても大丈夫。」と納得しないうちは、 βテストには移行しませんし、その先にある正式サービスの開始も、 βテストでのフィードバックを大切にした上でと思っています。 今日まで待って頂いている皆さんへの心苦しい気持ちもありますが、無駄に浪費している時間は少しもありません。 最高のMMO、最高のファイナルファンタジーをお届けすべくスタッフ一同、 日々真剣にこれ以上ないスピードで新生エオルゼアを創っています。 どうぞ、ある程度気を長くしてお待ちください(ホントにすみません)。
現在もまだ、開発スケジュールを最優先としているため、インゲームの各エリアのウォークスルーや、 コンテンツ紹介の動画などを一挙に公開とはなりませんが、順を追ってご紹介していきます。
まずは、バトルにフォーカスし、実機映像で構成されたトレーラーの第一弾をお届けする予定ですので ぜひお楽しみに! TGSもありますしね
さて、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。
■新生FFXIVのαテストについて
新生FFXIVαテスト開始に向けて、現行プレイヤーの皆さんを対象に、αテストに協力して頂ける方の募集を開始します。 αテストは新生FFXIVサーバ負荷試験であり、ゲームを遊ぶというよりも、 開発チームと一緒に、ゲームの基礎テストをお願いするというものです。 ゲーム内の感想や仕様を外部に漏らさないなどの「守秘義務」も厳守していただきますし、 一般のプレイとは大きくことなります。 使えるキャラクター、クラスやレベル、遊べるコンテンツにも制限があり、 ボランティアとして参加して頂くことになります。その点ご容赦ください。
αテストは4つ程度のフェーズ(区切り)に分けた運営を考えており、 その中で「テスト→修正→テスト→修正……」を繰り返すことになります。 また、日本以外にお住まいの方には本当に申し訳ないのですが、 αテストのフェーズ2くらいまでは、日本に限定して行わせて頂きます。
というのも開発チームがすべて日本にあるため、αテストサーバを24時間開けても、 不意のサーバーダウンや致命的な不具合などがあった場合、リアルタイムに対応できないからです。 負荷をかけても安定に動作することが確認できれば、日本以外にお住まいの方にも、 αテストに参加して頂けるよう範囲を拡大します。
大切なのは、グローバルにテストができる状態、グローバルにフィードバックが受け取れる体制と 環境を構築することで、αテストのフェーズ2まではそのための準備です。 αテストへの募集自体は全リージョン同時に開始しますので、 我こそはと思う方は、募集開始と同時に応募してくださると本当に嬉しく思います。
これらの詳細については、近日中に公開予定のテスター応募サイトでお知らせします。
■現行版のフィナーレについて
いよいよ、第七霊災のグランドフィナーレの足音が聞こえてきました。 現行FFXIVは、2012年11月1日(予定) に現行FFXIVキャラクターデータ最終セーブメンテナンス、 続いて2012年11月11日 17:00 に全ワールドダウンを迎え、 同日19:00(予定) プロデューサーレターライブを実施する計画で動いています。
この全ワールドダウンにより、現行FFXIVの物語は一旦幕引きとなります。 プレイヤーの皆さんの大切なキャラクターセーブデータも、 2012年11月1日のキャラクターデータ最終セーブメンテナンスにて、 セーブしたものが、新生FFXIVへと引き継がれます。 (ログイン座標のみ新生時に調整させて頂きます。)
これ以降、現行FFXIVにはログインできなくなる……予定なのですが、 近日中にひとつだけ、アンケートを実施させて頂きたいと思っています。
その設問はシンプルで、「全ワールドダウン後も現行FFXIVをプレイしたいですか?」というものです。
シナリオ上すべてのワールドはダウンし、キャラクターのセーブデータも、 2012年11月1日のメンテナンスをもって最終セーブとすることに変わりはありません。 ですが、全ワールドダウンの数日後にサーバを起動させ、これまで通りにFFXIVを運営することは可能です。 しかし、2012年11月1日以降のセーブデータは、新生には引き継がれないですし、 以降は総力で新生開発の追い込みに入るため、パッチアップデートや、不具合修正などもありません。 それでも、プレイヤーの皆さんのコミュニティの交流の場を無くしてしまうのは、 とても心苦しいと感じています。シナリオも矛盾してしまうので、割り切りが必要です。 その分、2012年9月30日の時点で課金をして頂いている方には、無料でプレイして頂けるよう配慮します。
FFXIVはプレイヤー皆さんの物でもあります。是非、アンケートで皆さんの声を聞かせてください。
FF25周年イベント、TGS、そしてαテストと、休まる暇は当分こない予感でいっぱいの ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアに引き続きご注目ください!
それでは次回プロデューサーレター、もしくは公式フォーラムでお会いしましょう! See You Soon
P.S. プロデューサーレターライブは、今のところ、FF25周年イベント後と現行運営フィナーレで、 2回予定しています。またあの人も登場するのでしょうか……。
- まずテスト参加への呼びかけがある。
- αテストの概要
- αテストは4つ程度のフェーズ(区切り)に分けて運営
- その中で「テスト→修正→テスト→修正……」を繰り返す
- αテストのフェーズ2くらいまでは、日本に限定して行う ※αテストサーバを24時間開けても、不意のサーバーダウンや致命的な不具合などがあった場合、リアルタイムに対応できないから
- αテストへの募集自体は全リージョン同時に開始
- 詳細については、近日中に公開予定のテスター応募サイトでお知らせ
- さらにグランドフィナーレの告知
- 現行FFXIVは、2012年11月1日(予定) に現行FFXIVキャラクターデータ最終セーブメンテナンス
- 続いて2012年11月11日 17:00 に全ワールドダウン
- 同日19:00(予定) プロデューサーレターライブを実施する計画
- キャラクターセーブデータも、2012年11月1日のキャラクターデータ最終セーブメンテナンスにて、セーブしたものが、新生FFXIVへと引き継がれる。 ※ログイン座標のみ新生時に調整
- アンケート告知
- アンケートは近日中に実施予定ということだ。
- 普通のMMOじゃなくFFにする、ってことだよね — 2012-08-31 (金) 17:33:08
- データの引継ぎがないのにプレイして同寸の世 — 2012-08-31 (金) 18:47:51
- ↑「それでも、プレイヤーの皆さんのコミュニティの交流の場を無くしてしまうのは、 とても心苦しいと感じています。」 まぁプレイしてないアンチにはどうでもいいことだよなw — 2012-08-31 (金) 19:18:29
- ↑実際にはプレイしていない宗教家もなw — 2012-09-01 (土) 14:35:51
2012.08.30:4gamer単独インタビュー
- 4gamerに単独インタビューが出ている。
- インタビュー自体は「Gamescomの終盤,8月18日」に行われたというもので、あまり新規の情報はない。ただしいくつか最近のコネクトオンに記載された情報なども含んでおり気になるところだけ抜粋してみる。
発表のタイミング
- 答えは単純でタイミングがあったから。
- 通常のプロジェクトであればもう半年くらいはPR活動を控えてもよいかと思っていたが、新生FFXIVは特殊なプロジェクトであるため前倒しで行う必要があり、たまたまgamescomが良いタイミングだった。
- 体制を引き継いだのが2010年12月10日で、並行してゼロから新たなものを作ると内々で決めたのも2011年1月下旬。現行版のアップデート計画を進めつつ、開発内での言葉の定義といった本当に基本的なところから新生XIVのプロジェクトをスタートさせ、それこそ全タスクを洗い出しそれを実現するためにはどんなテクノロジを使うのか、そもそもミドルウェアを採用するのかフルスクラッチでいくのかなど。そんななかで最初に取りかかれたのがグラフィックスエンジンのコーディングなんですがそれでも2011年6月からで、実作業がスタートしてまだ1年と2か月。
- それでも僕らは新生XIVを少しでも早くお届けしたいと思い、あらゆる作業を並行で行っています。結果PR活動も開発と並行になっていて、出来上がり次第お見せするという感じです。そうやって作業を続けている中、実機の映像が表に出せるようになったのがちょうどGamescomのタイミングだった。
- 東京ゲームショウ(TGS)でもプレイアブルのクライアントを展示して云々というのは考えていない。生粋のMMORPGになじみのない人達がたくさん入り、そのなかで「さあ遊んでください」といってもあまり多くは伝わらないから。9月1日と2日にはファイナルファンタジーシリーズ生誕25周年を記念した「FINAL FANTASY展」を行うので僕達はそっちにフォーカスしようと思っている。
α/βテスト
- αテストに関しては比較的小規模なものを予定。テスト開始直後に大混乱といった事態は避けたいので、段階を踏んで参加者を増やしていく。βテストは、もちろんαテストの安定度次第というのもあるが、こちらも段階に応じて参加者を増やしていく。
- どちらのテストも現行のプレイヤーが参加しやすいものを想定している。これまで多くのフィードバックをいただいているので、新生FFXIVにどれだけそれらが生かされているのかを見てほしい。
- αテストとβテストの初期に関しては確実にワイプする。ただし、βテストの後期フェーズでは、まだ100パーセントそうだと決めたわけではないが、ワイプせずにそのまま正式サービスに引き継ぎたいと考えている。
- 現行プレイヤーがテストに参加するときはαテストやβテストの初期には完全に新キャラで参加していただこうと思っている。もちろん、現行のキャラクターをコンバートして新生FFXIVでも使えるようにする。
サーバー
- サーバーも同じで、例えば現行のデュランダルでプレイしている人は新生のデュランダルに移るというイメージ。
- 新生FFXIVの発売はPCとPS3が同時にスタートするが機種ごとにサーバーを分ける予定はない。機種やプレイ歴によって制限を設けるということは考えていないが、初めての方はやはり新サーバーでプレイしていただいたほうがいいとは思うのでサーバー選択の導線設計もきっちりとやるつもり。あくまでも一例で未確定だが現行のサーバーを「レガシーワールド」と表示するなど。
タイトル名称
- 「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」という正式名称については、サブタイトル部分の「新生エオルゼア」というのは変わって行く予定。エクスパンション(大型アップデート)ごとにイメージイラストごと一新させていく。
- 今回のロゴでいうと、下の線が惑星ハイデリンを表しており、その上に冒険者達がいて、世界が一新するという意味で「A REALM REBORN」と書いてある。例えば、PvPが実装されるパッチに「Defender of the Realm (Patch 2.01)」とか名付けるといった感じで。PRもそんな風に行っていくつもり。
ストーリー
- 新生FFXIVではストーリーの大きな軸が3つあり、一つはガレマール帝国との戦い、二つめは蛮神/召喚獣とのストーリー、三つめは第七霊災とは果たしてなんだったのか。ここまでが、次のエクスパンションまでのストーリーイメージ。十二神はゆくゆくはストーリーを合流させていく予定。今は神様が多すぎなので(笑)
種族装備
設定の反映
- 例えば100ある設定のうち少なくとも30-40くらいは実在したりキャラとして登場してくれないとリアリティがない。現行のFFXIVは設定で場所に名前がついていたりギルドリーヴのテキストのなかに地名があったりしても、「それはどこにあるの?」という状態。とにかくすべてが設定ありきで、時間的制約からそれを実際のゲームに反映できていなかった。結果的にプレイヤーに何かを伝えようという意志が見えづらいことになってしまっていた。
- 新生では、たとえばエーテライトがチョコボファームのところにあるが、あそこがレベル10くらいになると拠点になる。いままでは設定だけだったものに意味を持たせ、機能を用意するというわけです。なぜあそこにモーグリのバルーンがあるのかといった具合に話がひろがっていく。100ある設定すべてにではないにせよ、現実感はしっかり持たせるためできる限りそうしている。拠点に名前をつけてスクリーンショットを公開しているのにも意味がある。
リワードのチケット
- 同じコンテンツには参加し続けられるけれどリワードのロール権利は週に3回までとかで、別のコンテンツに参加すると回復する。そんな感じの制限をつける。コンテンツを巡るとプレイヤー的にも“おいしい”状態。
- 本当は現行のバージョンでもそうしたかったが、結果的に理想を追うにはコンテンツが絶対的に足りないと判断して結果的に確率ドロップに頼らざるを得なかった。
- 新生ではコンテンツ報酬はPTに向けて2,3個はドロップするので、週3回のロール権でいずれ確実に手に入る。もちろんトークンも用意してあるし、やったことが報われるようにしている。だからこそいろいろなコンテンツを体験してほしい。そしてそれを2つ3つ楽しむと2時間が経っているみたいな。ソロプレイがメインの人はお勧めリストを見ながら遊ぶ。そんな風に考えている。
このニュースをどう思いますか?【 y 2 : n 4 】
このニュースをどう思いますか?【 y 13 : n 6 】