2009年6月のFF14に関するニュースの一覧
2009.6.24:スクウェア・エニックス・ホールディングス定時株主総会
- 特にFF XIVに関する新情報はなかった模様。公開されているスケジュールでは、次の機会は9月のTGSまでないが、それまでに何らかの新情報が欲しいところ。
- まこなこ様が、例によって詳細に総会の模様を伝えてくれている。
- アミューズメントの来期の予定という質問に、「オンラインに関しては、新規のタイトルで数億の利益が出ているものも立ち上がっている。FF14をリリース予定で、利益が乗っかってくる。」とだけ出てきている。これは正式リリースが2010年という前回の情報通り。
- それと、気になるところでは「あと、「ファイナルファンタジー13」の発売時期に関して、今期と言わず、今年と言っていたのも気になる。」と書かれている点も。FF13は2010年4月とも言われていたので、少し早まるのかもしれない。
2009.6.23:Final Fantasy XIV group開設
- Eorzeapedia » Square Enix Members and Final Fantasy XIVではFinal Fantasy XIV groupが開設されたと伝えている。 ※6月22日の深夜までメンテナンス中(Jun 22, 2009 from 8:00 p.m. to midnight (PDT))だったが、すでにオープン済み。
2009.6.23:FF XIVβテストは9月開始?
Rumor: FFXIV beta may kick off in September
- Jobs | SQUARE ENIXで9月中旬をめどにGM募集(英仏または英独理解者)が行われており、それにはFF XIを熟知しているという条件があることがその根拠だということ。それとは別に、「β期間はFF XIの4ヶ月以上である」と明らかにされていることから考えると、9月開始が濃厚ではないかということのよう。 それ以外でも、上記スクエニの英語サイトではドイツ語版の品質保証コーディネーターや、ドイツ語への翻訳スペシャリスト(スクエニやRPG、コンソール機の熟知が条件)などが募集されている。
- またEorzeapedia » Speculation: Beta As Early As Septemberでは9月上旬、4Gamer.net ― 「ファイナルファンタジーXIV」のβテストが9月中旬にも開始されるという噂(FINAL FANTASY XIV)では9月中旬開始ではないかとも書かれている。
- もちろん、どちらもスクエニからの公式リリースがあったわけではなく噂なので。
2009.6.5:日本メディア合同インタビュー
- E3 2009で突然発表されたファイナルファンタジー14について、同日行われたSQUARE ENIXプレスカンファレンスのQ&Aセッションではつっこんだ質問ができなかったため、急遽日本メディア向けに30分間の合同インタビューが行われた。
各社記事
- 4Gamer.net ― [E3 09]自信があるからこそのナンバリングタイトル! 「FINAL FANTASY XIV」開発陣インタビュー(FINAL FANTASY XIV)
- Game WATCH:[ファイナルファンタジー XIV」プロデューサー田中弘道氏インタビュー
- 『FFXIV』を手掛ける田中弘道氏、河本昭宏氏のロングインタビューを一挙掲載。気になるアノ話コノ話に迫る!
要点
- 4・5年前からナンバリングタイトルだった。ふさわしい出来になったのでそのまま14に。
- 世界全体としては「ハイデリン」で、エオルゼア]]というのは地方の名前。※ヴァナディールとはあくまで異なる世界
- ハイファンタジーを目指す。いわゆる中世ファンタジーではなく,もう少しモダンな感じ
- カットシーンは、むしろ「FF XI」よりも圧倒的に存分に出てくる。かなりリッチ。
- NPCのフルボイスも?「河本氏: えーと、どう回答しましょう(笑)。田中氏: とりあえずお楽しみに(笑)。」
- ヴァナ・ディール5種族相当のものは登場するが、名前は違う。また総種族数はひみちゅ
- ベータなど一般開放は未定。発売開始の2010年というのは正式サービス開始のタイミング。それに先んじてβがスタートするが、β期間はWoWの9ヶ月まではいかない。
- 北米でも30日単位のアニバーサリー課金が主流なのでそれでやってみようと考えている。※アイテム課金は当面ない。
- こちらからクエストなどを提供していって,気がついたら成長していてほしい
- 経験値レベル制ではない。戦士やナイトといったジョブはない。上級職なども無い
- ジョブシステムのキーは、「武器」。武器をメインに成長の仕方であったり戦いの方法が変わる。
- 「FF XIV」のゲームデザインは、タイトルロゴに重大なヒントが隠されている。
- ジョブシステムのコンセプトを引き継ぐ。「その日その日で切り替えて遊んでもらえて,かつそれを成長させたら,今度はこっちを育てるといいことがあるかも,といったところ」。完全なスキルシステムというわけではない
- 戦闘のシステム自体もFFXIとはかなり変わったものになり、リアルタイム性を重要視する方向だがアクションではない。
- 戦闘は“1体をタコ殴り”はもうそろそろいいかな。敵もパーティを組んできて戦う。
- ただしパーティプレイでは全員で殴って全員で回復してという状況は好ましくないので、しっかりと役割分担
- PKまではいかないが、PvP(人対人)の要素は入れる。PKとKS(横殴り)はFF11と同じスタンス(なし)。
- 生産もいろいろ考えている
- 時間の概念もある。季節はこれから
- 植松さんが全曲を担当
- FFXIよりは高スペックになる。DirectXのバージョンはβテストの動向を見ながら決める。対応OSも同じ。
- ワールドの最大同接者数の目標は5〜6000。ワールド数はFFXIを超えたい
- FFXIはスタートから7年が経ち,技術的にも拡張が厳しくはなってきてどこかでFFXIVへ自然に移行していく状況にはなると思う
- FF XIから名前を引き継げる仕組みを検討中。成長したデータを引き継ぐといったことはいっさい考えてない。
2009.6.4:E3 2009のSQUARE ENIXプレスカンファレンス
- E3 2009で行われたスクエニによるQ&Aセッション。
- 英文でのライブを元に起こした内容。
- スクエニの意向でQ&Aセッション中のカメラ撮影が禁止された。
- 下の写真はセッション終了後にカメラ撮影タイムがあったときのもの。左から橋本氏(スクエニ執行役員)、田中氏(プロデューサー)、河本氏(ディレクター)。
各社記事
- 4gamer:[E3 09]どうなる「ファイナルファンタジーXIV」? E3 2009でのQ&Aセッションレポート。16点の画像もお届け!
- GAME Watch:スクエニ、「ファイナルファンタジー XIV」Q&Aセッションを開催
- 『FFXIV』Q&Aセッション最速リポート! 新事実続々判明! – ファミ通.com
- Square Enix ‘considering’ FFXIV Online for ‘Microsoft Hardware’ – News GameSpot E3 2009
- IGN: E3 2009: Final Fantasy XIV Online Q & A Live Blog
主な質疑応答
質問 | 回答 |
---|---|
FFXIとの共通点 | ヴァナディールではない。別種族だ。(ファミ通では「『XI』と見た目は同じような姿ではありますが、呼ばれかたなどはまったく違います。」) |
サーバは? | 現在は多言語混合鯖を考えている。よい混合鯖形態を検討していく (ファミ通では「現状は『XI』と同様、クロスリージョンを想定していますが、ユーザーの声などを聞いてこれからも検討しようと思っています。」) (4gamerでは「現状は,FFXIと同様のグローバルサーバーでのクロスリージョンサービスを想定していますが,プレイヤーの要望に応じて,フリー選択制のサーバーを用意することも検討しています。ですが,フリーにサーバーを選択できるようにすると,どうしても偏りが出てしまって,現在のFFXIのBahamutサーバーのように,プレイヤー数がパンク状態になることが避けられないので,そうならないようにバランスを調整できればという前提ありきですが。」)となっている |
どんなゲーム? | WoWは参考にしているが、コピーを作る気は無い。FF14は結構ユニークだと思っている |
戦闘はアクション系か、それともターン制か? | バトルシステムについては詳細はまだお答えできません。 |
日本から開始か? | 4ヶ国語版を一斉開始する。PS3もWindowsも同時。(ハードや言語での先行はなし) |
トレーラビデオはプリレンダか? | 一部はゲームエンジンの実画面入ってる |
あんな画面で戦えるのか?例えばガルカが戦っていたが | あの場面はゲームエンジンだ(トレーラービデオで0:38〜0:44あたりと思われ。実際のPCやPS3でのプレイ画面ということ。) |
多対多戦闘だったが? | いままでは多対1だったが多対多を行えるようにしたい(ファミ通では「『XI』では複数対個、という戦いがメインでしたが、『XIV』では複数対複数の戦いを実現させたいという思いはあります。」) |
FF14の特徴は? | FF14のキーワードは「キャラクターの成長」。 (ファミ通:独自のシステムでクエストを提供していくことで、自然と成長していくものを目指していきたい。ジョブシステムのコンセプトをもっと拡大できるものを提供できればと思っている。 『XI』はパーティプレイを前提に考えたシステムでした。『XIV』では、「今日はひとりで遊びたい」、「多人数で遊びたい」、「30分だけ遊びたい」、「1日じっくり遊びたい」という、それぞれの声に応えられるゲームシステムにしたいと思っています。) (4gamer:FFシリーズの定番であるハイクオリティのカットムービーもあるのですが,それとは別に独自のシステムで,バリエーション豊富でゲーム性の高いクエストを提供していきます。それをクリアしていくことで,自然に成長していきます。) |
レベルシンクみたになものは? | FF11のノウハウは注ぎ込む。ローンチ時には、ソロ戦闘から大規模バトルまで揃えたい |
FF11ユーザーはβ募集に参加できる? | まだ固まったβスケジュールは決まっていない。βテストはやるので、近々、詳細を明らかにする。 |
FF11のキャラは? | 完全に別世界で別ゲームなので引継ぎもなし。11と14は並行してプレイできる。 |
FF11はどうなる? | 並行して運用する。近々停止する計画は無い |
引継ぎは本当になし? | POLは使わずスクウェア・エニックス アカウントを使う。フレンドリストは引き継げるかも(ファミ通では「プレイオンラインのフレンドリストに相当するものは用意しようかなと思っています。」となっている) |
料金は? | 未定だ |
ということで、FF11とは並行運用で、キャラ引継ぎはなし。トレーラの戦闘シーンなどは実画面。
2009.6.2:E3 2009のSCEプレスカンファレンスで「ファイナルファンタジー14」が突然発表される。
- 発表時の音声入り映像ははこちら発表時の様子