吉田Pからホワイトレイヴンに関するコメント

吉田Pからホワイトレイヴンに関するコメント

皆さんこんにちは、ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田です。
シーズナルイベント『新生祭2018』の報酬である、旧FFXIV時代のアイテム「ホワイトレイヴン」について、
多数のフィードバックとディスカッション、ありがとうございます。グローバル全体のフィードバックを確認していたことと、出張やパッチ4.4のチェックが重なったことなどにより、
コメントが遅くなってしまったことをお詫びいたします。また、我々開発/運営チームの意図に関わらず、ホワイトレイヴンが報酬として設定されていることに対して、
残念に感じられてしまった方や、不快に感じてしまった方がいらっしゃったことに対して、まずはお詫びさせてください。大変申し訳ありませんでした。
ご指摘にもあります通り、結論から言えば、「レプリカ:ホワイトレイヴン」にしておくべきだったと反省しております。

その上で、今回の新生祭の企画意図や、フィードバックを受けての今後の方針などについて、
下記にまとめましたのでご一読くださいますと幸いです。

新生祭2018の企画意図について■
新生FFXIVは今年で運営開始から5周年を迎えます。
旧FFXIVからプレイを続けてくださっているレガシープレイヤーの皆さんがいたからこそ『新生』が達成でき、
新生以降のこの5年で、さらに世界中の新生プレイヤーの皆さんの支援もあって、FFXIVは吉田の想像を上回るほどに成長することができました。
年中開発を続けながら、世界中をPRで飛び回っていますが、昨年の『紅蓮のリベレーター』リリース以降、
「なんとか旧FFXIVのストーリーや雰囲気を再現できないか?」というご要望が、今まで以上に強く寄せられるようになりました。

その都度、「旧FFXIVのストーリーは正直言って破綻しています。
メインストーリーは途中で放り出され、吉田が指揮を執ったグランドカンパニーシナリオがメインストーリーに取って変わり、
それもボロボロのサーバーやシステムを使い、強引に作ったものです。
あの時、あの状況への危機感や、新生への期待感でのみ、面白さを感じられるものであって、決して再現できるものではないのです。
また、それはレガシープレイヤーという、一蓮托生にも似たコミュニティの支援や雰囲気があってこそなのです。」とお話ししてきました。

「レガシーサーバーを一時的にでも再起動してほしい」、というリクエストもありましたが、
既にサーバーは物理的に解体され、ソースコードは保存されているものの、僕たちにはあれを復元させるモチベーションはありません
(ちなみに一部のサーバーは、The Lodestoneに表示される、皆さんのキャラクター画像生成に使われています)。

ストーリーだけでもDVDや書籍にまとめてほしい」、というお声も頂戴しましたが、
前述のように破綻しており、僕の一存によって「なかったことにした設定」もあり、つじつまが合わないところもそれなりに存在しています。
やはり、新生を発表した際にお話しした通り、「今しか味わえない体験/物語」だったからこその「時代の終焉」なのだと考えています。

しかし、その一方で、僕を含め開発/運営チームは、新生以降にプレイを開始し、
熱心にプレイをしてくださったり、FFXIVに愛情を注いでくださっているプレイヤーの皆さんにも、
レガシープレイヤーの皆さんと同じくらいの感謝と親愛の情を持っています。
苦しい時代を乗り越え、レガシープレイヤーの皆さんと苦楽を共にして迎えられた新生ですが、
新生以降も決して楽な道のりではなく、そのたびに僕たちは、等しくすべてのプレイヤーに支えられて、ここまで歩んでくることができました。

多数のリクエストをいただいていましたが、当時の完全再現は不可能で、それをするつもりがないことに変わりはありません。
ですが、この新生5周年というタイミングで、当時の「雰囲気だけでも」味わっていただけないか、と考えたのが今回の新生祭2018の企画意図になります。
また、このシーズナルイベントをきっかけに、旧FFXIVの出来事や思い出をレガシーの皆さんから、
新生プレイヤーの皆さんへと話をしていただくなど、コミュニティがより一層溶け合うきっかけになれば、とも考えました。
だからこそ、もう一歩踏み込んで、シーズナルアイテムは「レプリカ」にしていた方が、企画意図に沿っていたように思います。

■今後の方針について■
もちろん、今回の件について、「特に気にならない」というご意見の方もおられますが、一方で残念に思う方もいらっしゃいます。
いずれがベターかと問われれば、やはり残念に思う方がいる以上は、その点に関して一層の注意を払うべきだったと反省しています。
レガシーの皆さんには、やはりレガシーだからこその思い出もあり、アイテムの性能や見た目に関わらず、
それを得るために取った行動や経験が、アイテムに紐づいているのだとあらためて感じました。
僕は、「アイテムはアイテム、体験は体験」と分けて考えられるタイプの人間ですが、それが是でも非でもなく、
「そうではない」と考える方への配慮が欠けておりました。
この点は今後の運営に生かし、多くの方に楽しんでいただける『FFXIV』であるよう、これからも努力を続けたいと思います。

皆さんと一緒に歩んできた新生5周年のタイミングにも関わらず、
配慮不足によって不快なお気持ちになられてしまった方々に重ねてお詫び申し上げます。

新生してから丸5年、旧FFXIVから数えて9年目を迎えるファイナルファンタジーXIVを、
どうぞこれからもよろしくお願いいたします!

ファイナルファンタジーXIV プロデューサー兼ディレクター 吉田 直樹

  • やたら長いですが何も語っていませんし、新生祭2018についても何もしないと言うことのようです。ずいぶん軽い内容ですが、これでも出張やらでお忙しい中必死に考えられたんでしょう。なんせ今や取締役様ですからね。拡張ディスクの発表が迫る多忙な時に、ゼニにもならないシーズナルイベントの報酬ごときで騒ぐなということでしょう。そりゃそうです。
  • 細かいチェックが出来ないのであれば、プレイヤーとしてはもっとプレイヤー視点でしっかり見れる後進に跡を譲って欲しいところです。吉田氏いわく「ボロボロ」だった旧FF14のサーバーや限られた開発リソースを使って、紅月下の闘いを作り上げた松井さんとかいいんじゃないでしょうか。
  • 結局、ヒカリエで見せたナミダも商売用のものであって、吉田氏にとって旧FF14はご自身が成り上がるための踏み台ではあっても、それ以上のものではないのだということがはっきりとわかりました。その姿勢を否定するのではなく、客商売の業界でそういう生き方もあるんだなという一人の客としての率直な感想です。
  • とても残念の一言です。失望しました。

  • 主に非レガシーのプレイヤーから見れば何を騒いどるんだという印象しかないでしょう。もっともな感想ですし、逆の立場であれば私もそう感じると思います。レガシーにしても「なんで今さらあれを引っ張り出してきたの?」という感じですから。経緯は「ホワイトレイヴンについて」に書いてますので、お時間があれば読んで頂ければと思います。
  • (英語フォーラムで)「ホワイトレイヴン新生では入手できない」と明言していたものを今回配布したことについては、言い逃れのしようがないのではないかと思いますが、今後も同様のことをやるのだろうと思います。一言で言えば「吉田を信じるな」ではなく、「吉田を信じる方(つまり今回はレガシー)がバカ」ということです。繰り返しますが個人攻撃するつもりはなく、ただ企業姿勢として如何なものかとは思いますが。
  • また「アイテムはアイテム、体験は体験」と分けて考えられるタイプの人間らしいので、今後も同様に、何かのはずみで絶報酬をうっかり宿屋で配ったりという配慮に欠ける場合があるかも知れないけど、それは「アイテムはアイテム、体験は体験」ということで気にするなよというメッセージのようです。

 

このニュースをどう思いますか?【 y 3  : n 1  】

  • すべては「すべてのお客様」のために。 — 2018/08/31 (金) 22:51:34
  • 最近それ言わなくなったよな — 2018/08/31 (金) 23:17:00
  • 「アイテムはアイテム、体験は体験」と分けて考えられるタイプの人間って一文いる? — 2018/09/01 (土) 00:04:39
  • ホワイトレイヴンもだけど案内人沸かなくて待たされた苦痛。だれが企画したのこのゴミイベント — 2018/09/01 (土) 10:48:23
タイトルとURLをコピーしました