2023年3月25日の日本時間深夜に行われた、「PAX East 2023」に登場した吉田Pによる「FFXIV Q&Aコーナー」を簡単にまとめたものです。
- 公式情報
- Q&Aコーナー
- Q:ファンに一言
- Q:10年間本作に関わって来た中で、開発チームがもっとも気に入っている拡張パッケージ、もしくはストーリーはなんですか?
- Q:吉田PがFFXIVをプレイしたり、シナリオを確認していく中で、泣けるくらい感動したストーリーやエピソードはありますか?そしてその理由も
- Q:FFXIVの中でもっともお気に入りの場所やエリア、またはこの10年間でもっとも印象に残っている場所はどこですか?
- Q:新生エオルゼアのローンチ後、拡張パッケージの開発を企画するにあたって、特に難しい決断を下す必要があった要素はなんですか?
- Q:新生10周年を迎えましたが、過去10年の間で特に印象に残った、または驚いた出来事はありますか?
- Q:10年前の自分が、今の自分に何かを伝えられていたとしたら、それはどんな言葉だったと思いますか?
- Q:FFXIVのゲームプレイという観点から、本作の一番の思い出はありますか?
- Q:ファイナルファンタジーシリーズの要素で、まだ描ききれておらず、この10年の内に実装したいと思っているものはありますか?(ダルマスカでありますように…松野さんのイヴァリースがもっとみたいです)
- Q:ネットフリックスで「光のお父さん」が配信されてから、50~70代の「親世代のヒカセン」が増えた傾向はありますか?またプレイヤーの親御さんもヒカセンになった話などは伺ったことはありますか?
- Q:FFXIVとFFXVIのクロスオーバーは予定されているのでしょうか?
- Q:吉田Pが個人的に好きな「ファイナルファンタジー」シリーズ作品はどれですか?
- Q:もし2023年の現在に初めてFFXIVを新作MMOとして発売していたとしたら、どのようなゲームになっていたでしょうか?
- Q:「暁月のフィナーレ」リリース以降、FFXIVの今後10年の未来について開発チームがより頻繁に議論するようになったとのことですが、吉田Pが個人的に最も期待している将来的なプロジェクトは何ですか?
- Q:ピピン・タルピンが再登場して、彼のことをもっと知る機会が訪れるのはいつなのでしょうか?「紅蓮のリベレーター」では一緒に冒険することも多くウルダハでラウバーンの後継者として頑張っているのを考えると、彼の人としての成長を是非見届けたいです。
- Q:新生エオルゼアのリリースから10年経ちますが、未だに「黒聖石サビク」が一体何であるか気になります!いつか深掘りされる予定はありますか?期待してます!
- Q:今後10年間を見据えて、ゲームプレイ・物語・もしくは全般的にMMOとして、などの側面からFFXIVにおける個人的な目標は何でしょうか?
- 締めのコメント
公式情報
PAX East 2023 出展情報 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
PAX East 2023 概要
開催期間
2023年3月23日(木)~ 3月26日(日)
出演者
- 吉田直樹(FFXIVプロデューサー兼ディレクター/FFXVIプロデューサー)
- マイケル・クリストファー・コージ・フォックス(FFXIVローカライズスーパーバイザー/FFXVIローカライズディレクター)
FFXIV Q&Aコーナー
「FFXIV 10年の歩み」をテーマに、これまでの冒険で気になったことや、10周年に向けて開発チームに聞いてみたいことなど、事前に欧米プレイヤーから募集した質問にお答えします。
出演者
- 吉田直樹(FFXIVプロデューサー兼ディレクター)
開催場所
Albatross Theater
日時(日本時間)
2023年3月25日(土) 2:00頃~
視聴方法
※放送は、英語/日本語で行われます。
Q&Aコーナー
※司会はロス支社のマット(Matt Hilton。すっかり痩せたというかアメリカ人の標準体型に戻った)、通訳アイミさん。
吉田P:マスクであるのが残念だけど、たぶん2018年のラスガベスのファンフェス以来なのかな?メチャクチャうれしいです。皆さんに会えて。
Q:ファンに一言
ちょうど今年8月がくればFF14が新生してからちょうど10年になります。本当に世界中のプレイヤーの皆さんに、北米のプレイヤーももちろんそうですが、支えていただいて10周年というところを迎えられたのは本当にみなさんのおかげだと思っています。まずはそれをありがとうと言わせて下さい。
今日はプーマとコラボしてるので、我々今日はパーカーも靴もプーマです。
Q:10年間本作に関わって来た中で、開発チームがもっとも気に入っている拡張パッケージ、もしくはストーリーはなんですか?
”気に入ってる”という意味では、全部気に入って作ってるので全部大好きですよ。それぞれに思いではあるんですけど、特に印象に残っているのは1本目のエクスパンション(拡張パック)である「ヘブンズワード(蒼天のイシュガルド)」です。
とにかくARR(新生エオルゼア)を厳しいスケジュールで作って、なんとか新生することができて、最初のエクスパンションを出すまでは、まだ全然ゴールじゃないんだと。”MMOというのは拡張をだしてこそ初めて認めてもらえる”ところがあるので。(新生後拡張まで)一気に走っていくぞという合言葉のもとに作ってきた拡張でした。
ただ初めてだったということもあり、ペース配分がまったく掴めなくて、リリース元々春だって言ってたら若干初夏になってしまったりしたけど、ものすごいタイトスケジュールで作ったこともあって、開発チーム、ボクも含めて倒れるんじゃないかとあれがあったので、あれがあったからこその「ストームブラッド(紅蓮のリベレーター)」があったり、その後「シャドウブリンガーズ(漆黒のヴィランズ)」だったり、「エンドウォーカー(暁月のフィナーレ)」だったり、いろんな拡張につながっていってるので、やっぱり一番印象には残っています。
1個だけストーリーで若干心残りがあって、パッチ3.3の光の戦士とアルフィノが橋の上からぽいって(竜の眼を)捨てるやつ…、世界中のプレイヤーからね、「おい!捨てんのかよ!」ってツッコミを受けたのでもうちょっとうまくやればよかったかなと。※参考:竜の眼
Q:吉田PがFFXIVをプレイしたり、シナリオを確認していく中で、泣けるくらい感動したストーリーやエピソードはありますか?そしてその理由も
これを絞るのは難しいのでちょっといくつかあげますけど、
1.シャドウブリンガーズのまあラスボスを倒した後、水晶公がクリスタリウムに戻っていくシーンがあるんですけど、そこでカメラがパンしてカメラが柱を横切ったときにアルバートたち(闇の戦士たち)の姿に変わるっていうのがあるんですけど、あそこはかなり、今見ても(グッと)来ます。
シャドウブリンガーズはプレイヤーの皆さんつまり光の戦士の物語でもあるんですけど、アルバート(ら闇の戦士たち)の物語でもあるので、あそこをうまくなんだろう…彼らの「第一世界を救いたい」っていう思いだったり、自己犠牲だったり、苦悩だったり、というのが彼らもまたラストシーンで報われたという風に表現できたんじゃないかなという面があるので、プレイヤーとして遊んだときに普通に泣いちゃいました。
2.あとは…これエンドウォーカーですけど、ウリエンジェがムーンブリダのご両親と再会する所かな。あそこは元々ウリエンジェってキャラクターは…あ、ちなみにオリジナルフォーティーン(旧FF14)からプレイしてくれてる人どれくらいいるんだろう…ありがとう。
実はウリエンジェってキャラクターは、第七霊災っていうストーリーを作っていくために、ただひたすらに怪しいキャラクターをだそうって言って出したキャラだったんですね、旧フォーティーンで。
ウリエンジェって話が長い、何言ってるかよくわかんない、感情に乏しいっていう…でもウリエンジェってボクら開発チームと同じように、ずーっといろんな旅を光の戦士の皆さんと一緒にしてきて、人の心っていうのをより深く理解したり、人に物を伝えるべき言葉を…言葉はたくさん知ってたんでしょうけど、その使い方をさらにこう一つね、大きく学んだりしたっていう僕らと一緒に成長してきたようなキャラクターだったので。ああいうシーンをね、ウリエンジェのために作れたっていうところは、凄い開発者として嬉しかったし、あのシーンはボク特に何度もこだわってチェックをしてリテイクしてたんで。そのたびに泣いてました。
3.あと1個をあげるんだったらこれエンドウォーカーですけど、エルピスのシナリオが終わって(原初世界に)戻ってくる時に(流れる)、ヴェーネスの歩みのカットシーンかな。
あそこはなんだろう…皆さんとは受け取り方が違うのかもしれないですけど、自分自身(12年前?)旧フォーティーンから担当することになって、一歩一歩いろんなことがありつつようやくここまで来たなっていう感想はあるんで、なんとなくあのヴェーネスが歩んでる姿になんとなくね、自分たち(開発者が)重なるような気がするんで、あのシーンも(グッと来て)だめですね。
Q:FFXIVの中でもっともお気に入りの場所やエリア、またはこの10年間でもっとも印象に残っている場所はどこですか?
これは何年経っても、エオルゼア、スタートの3都市がやっぱりいちばんお気に入りです。
なんでかって言うとボクはプロデューサー兼ディレクターで、エクスパンションもそうだしパッチも作ってるんですけど、3都市のエーテライトのそばに居ると、ベテランの光の戦士のみなさんがね、パッチの日だと一斉にログインしてきて一斉にいろんなところに走っていったり、若葉マークを付けてキョロキョロしてる人たちが居たりとか、やっぱりすごくこの世界を作ってきて良かったなーと思える場所なので、この3都市はいつも自分の(プレイベート)キャラ座らせたりしますね。
だいたい会社に居て仕事中もログインしてるときはあの3都市で皆さんをチラチラ見てたりします。なので日本時間の昼間っからあの3都市でいっつもあんまり動いてないキャラ居たりしたら、ボクかもしれないです。
Matt:リムサけっこう印象的ですか?
リムサは人がいっぱいいるんでねーあえて人がいっぱいいるなと思ったらほか(の都市に)行くようにしてます。
Q:新生エオルゼアのローンチ後、拡張パッケージの開発を企画するにあたって、特に難しい決断を下す必要があった要素はなんですか?
これは毎回の拡張にいえることですけど、どうやってこう皆さんに驚いてもらうか?サプライズをどう作るかってところは、毎回難しいですね。
たとえば、ヘブンズワードだと「竜詩戦争」で竜と人の歴史がわかると思いつつ、最終ステージ行くとね魔大陸が出てきたりとかね。まあストームブラッドだとアラミゴを助けに行くのかなって思ってたらいきなり東方に行ったりとか。まあシャドウブリンガーズだと光の戦士ではなく闇の戦士になってしかも第一世界に行くっていう驚きだったり。エンドウォーカーであれば月が最終目的地かなと思いきや、おいどこまで行くんだっていう、そういったサプライズがゲームというエンターテイメントとしては必要だと思っているんで、それをゲーム体験としてどうやって作っていくかってところはやっぱり、判断ていうより作っていくところが難しいですね。
ま、7.0もね、(今サプライズを仕込むために)あーって(頭を抱え込むように)なってる。
ネックストクエスチョン!
Q:新生10周年を迎えましたが、過去10年の間で特に印象に残った、または驚いた出来事はありますか?
いくつかありますけど、2014?年の初めてファンフェスティバルをやった、ラスベガスのファンフェスがやっぱりボクにとっては印象に残ってます。
であのー、そのファンフェス行った人居ます?
いやーあのときはですね前日のレジストレーションのラインが機械が故障してすごい長蛇の列になったんですよ。あの時はほんとすいませんでした。ただあまりにも待機列数が長くなってるので、吉田さん謝りに出てほしいですって当時のPR担当に言われて外出たんですけど、ものすごい拍手と歓声をもらって、本当にびっくりした記憶が残ってます。
翌日の最初のファンフェスの基調講演でステージに上ったときも、ものすごい拍手と歓声で、自分がこうゲームを作ってきて、それがこんなにもたくさんの人に喜んでもらっているのをものすごく感じさせてもらったので、メチャクチャ印象に残ってます。
ちなみにあまりにも凄い歓声で、緊張しちゃって、足が震えて震えて仕方なかったんですよ。しかも90分の予定だったのに、あまりにも緊張して早口で喋ったら60分で終わっちゃって、で終わった後やっと(舞台の)後ろでこうSNS見たら、短い!短い!短い!ってなってて、皆さんの歓声にはほんと感謝してます。ありがとうございます。
Q:10年前の自分が、今の自分に何かを伝えられていたとしたら、それはどんな言葉だったと思いますか?
えっえっ!10年後って生きてないかもしれないじゃん!
アイミさん:提出されたまま読みましたけど… (普通はだいたい「10年前の自分に伝えたい言葉は?」とかの質問だと思います)
だって10年前って旧フォーティーンの開発をしながら新生を作ってた頃だから、10年続けるつもりではいたけど。俺の寿命は10年保たないなと思ってたもんあの時。
まあまあ、今ボク今年50歳なんですけど、60歳になったときにまだ生きてるんだとしたら、ちゃんとスノーボード60歳でも滑れてますかって聞いてみたいかな。
まあもちろんね、フォーティーンは続けてると思うので、これからもよろしくお願いします。
ネックスツ!
Q:FFXIVのゲームプレイという観点から、本作の一番の思い出はありますか?
いっぱいあるんですけど、ボクのプライベートキャラって、当然ですけど中身が吉田だっていうのはバレてないので、いろんなプレイヤーと一緒にレイド行ってやっぱりこう零式とかクリアできたときっていうのは、毎回思い出には残りますよね。
やっぱり最近あまりにもメチャクチャ忙しいので、固定を組むってこともできてないので、最近はとにかく空いた時間にパーティ募集で行くので、ほんとランダムにいろんな人と挑戦するんですけど、いろんなエピソードがあるんでめちゃくちゃおもしろいですよね。
まああの零式とかで、黒魔道士ですーげえところに黒魔紋出して、ずっとねばって粘った挙げ句、死んでたりするとそれは吉田かも知れないです。
これ以上思い出を話したりすると中身がバレるかもしれないので。
Q:ファイナルファンタジーシリーズの要素で、まだ描ききれておらず、この10年の内に実装したいと思っているものはありますか?(ダルマスカでありますように…松野さんのイヴァリースがもっとみたいです)
まあ…うん。
まあこれから発売するねシックスティーン(FF16)もね、何かできたらなと思いますし。それこそFF2とかFF9とかは、ぜひね。
あとはあれですね。FF7R(リメイク)シリーズがしっかり全部リリースできて、セブンリメイクチームが落ち着いたら、セブンともなにかやらせてもらえたらなーと思ってます。
まあもちろんね、イヴァリースも(FF12)そうだし、ヴァナ・ディール(FF11)もあるからね。
ネックスツ!
Q:ネットフリックスで「光のお父さん」が配信されてから、50~70代の「親世代のヒカセン」が増えた傾向はありますか?またプレイヤーの親御さんもヒカセンになった話などは伺ったことはありますか?
アイミさん:今日、質問者が実際に親御さんと一緒に来てるということで…
実際「光のお父さん」が配信されてからというのももちろんあって、で「親子でフォーティーンをプレイしてます」「プレイを始めました」というのは世界中からご報告戴くようになりました。
今もちょっとマスクしてますけど、このコロナ禍で、なかなかリアルで遠くに住んでる家族やきょうだいとか会えないっていう状況が続いてるときに、エオルゼアの中でコミュニケーションを取ることによって、なんとかコロナ禍を乗り切りましたとか、逆にコロナ禍だったからゲームの中で絆を強められましたって行ってくださるお手紙をたくさん頂いたので、開発チーム一同、本当に作ってて良かったなと思ってたというようなエピソードいっぱいありますね。
質問くださった方は、お母さんと娘さんということなんですけども、同じようにというかヒカセン2人でプレイしていたんですけど子供が生まれて小さな光の戦士が増えましたっていうご報告もたくさん頂いているんで。ネクストジェネレーションズもしっかり育ってるなと思ってます。
Q:FFXIVとFFXVIのクロスオーバーは予定されているのでしょうか?
あのー…ボクはファイナルファンタジーフォーティーン(FF14)のプロデューサー兼ディレクターなので、もちろんやれるんだったらやりたいなと思ってます。
ただほら一人では決められないので、まあファイナルファンタジーシックスティーン(FF16)のプロデューサー(=吉田P)にやってもいいですか?ってやらせてもらえませんか?ってまず聞かないとダメだね。
なんか噂によると、ファイナルファンタジーシックスティーン(FF16)のプロデューサーもPAXに来ているみたいなので、なので後で会ったらちょっと聞いてみますね。
オーケーネクスト
Q:吉田Pが個人的に好きな「ファイナルファンタジー」シリーズ作品はどれですか?
まずはFF3ですね。
何故かというと、「ファイナルファンタジー」シリーズの初期の頃に、バトルシステムやジョブシステムなど、ある意味FFというもののシステムが最初に完成した1本目が、FF3だと感じているからです。
あとはFF3が初代ファイナルファンタジーフォーティーン(オリジナルFF14)のプロデューサー、そしてイレブンのプロデューサーでもある田中弘道さんの作品なので、弘道さんに尊敬の意味も込めて。フォーティーンの中にFF3のオマージュ要素が多いのは、その辺が強く出てるかなとも思います。
あともう1本はFF7がそうですね。
FF7も2回目の完成かなと。グラフィックスクオリティーそれからストーリー、ゲームのボリューム。まあミニゲームがたくさんというところもそうだし。本当にねMMORPGかのようなとてつもないパワーを感じるゲームだったので、FF3の次は、FF7が改めてFFがまた完成したタイミングだったかなと思ってます。
まあだから挙げるとすればFF3とFF7かなと思ってますね。
Q:もし2023年の現在に初めてFFXIVを新作MMOとして発売していたとしたら、どのようなゲームになっていたでしょうか?
うあーーー今?
いやーわかんないな。F2Pとしてゲームデザインを考えるんじゃないかなーでも。
ただ、FFである以上は、絶対に今フォーティーンでやってるようなTVドラマシリーズの様にストーリーが続いていき、プレイヤーの皆さんは光の戦士であり、世界を救う冒険を、その物語をプレイするというところはたぶん変わんないと思います。これは。
あとはフィールドPKもないと思うんだよね。 ※FFシリーズ作品なので
でもたぶんハウジングはあるでしょうね。あんまり変わんないんじゃないかなーもしかして。
真剣に考えたことはないなー。
だって今F2Pというとさ、フォーティーンプレイヤーはみんな「はぁ?」って言いそうじゃない。だって。そんな気がするから難しいよねこの質問。
だってハウジングアイテムが1個1個ぜんぶ現金(課金アイテム)ですっていったら嫌でしょ?めっちゃみんな首振ってるもん。
まあ今ぐらいの形がいいのかなーと思ってます。
Q:「暁月のフィナーレ」リリース以降、FFXIVの今後10年の未来について開発チームがより頻繁に議論するようになったとのことですが、吉田Pが個人的に最も期待している将来的なプロジェクトは何ですか?
やっぱりこれはアーティストたちがエンジニアたちとものすごい力をかけて開発している「第一次グラフィックスアップデート」は是非期待してほしいし、ボク自身も期待してます。
※7.0予定。第68回 FFXIVプロデューサーレターLIVEを参照
ちょうどこのPAX2023に出てくる前に、(東京で)ファンフェス前の中間確認をやってきたんですけど、かなりいろんな…綺麗になるっていうのはもちろんそうなんですけど、綺麗になるだけじゃないことっていうのもたくさん、プレイヤーのみなさんが喜んでもらえるものをいろいろ用意しているので、まずはそこかなと思います。
Q:ピピン・タルピンが再登場して、彼のことをもっと知る機会が訪れるのはいつなのでしょうか?「紅蓮のリベレーター」では一緒に冒険することも多くウルダハでラウバーンの後継者として頑張っているのを考えると、彼の人としての成長を是非見届けたいです。
アイミさん:ピピンのファンが結構居ますね。
ピピンはですね…、こう(養父である)ラウバーンて、激昂するか、叫んでるか、戦ってるかみたいな人じゃないですか。ただよく考えてみると、砂蠍衆として政治をやっていかなきゃいけないわけですよ。本来。
なのでピピンは今、ナナモ陛下を支えて、一生懸命ウルダハっていう国をより高いレベルの国にして、かつ世界中が一つにまとまっていくための政治的な動きを一生懸命ね、もらった剣は背中に刺したまま政治をいま頑張っているんじゃないかなって気がします。
ただまた光の戦士がまた何かしらのピンチになったときには、きっと真っ先に剣を抜いて駆けつけてくれるんじゃないかなと思ってますので。でも楽しみにしていてくださいっていうと、「じゃあ光の戦士ピンチになるのか」って話になっちゃうし難しいね。
Q:新生エオルゼアのリリースから10年経ちますが、未だに「黒聖石サビク」が一体何であるか気になります!いつか深掘りされる予定はありますか?期待してます!
こーれはですね。100%すべてとは言わないですけど、まもなくこのサビクのエピソードが語られますので、まあ何(のクエスト)とは言わないですけど、これはもう楽しみにしていてください。
ニアフューチャー
Matt:ニアフューチャー。オッケー。フォーラム?
Q:今後10年間を見据えて、ゲームプレイ・物語・もしくは全般的にMMOとして、などの側面からFFXIVにおける個人的な目標は何でしょうか?
そうですねー…個人的な目標か…
まあやぱりフォーティーンはライフワークではあるけど、やっぱり「仕事」であり「ビジネス」ではあるので、あんまり個人的な目標っていう感じでは無いですかね。
たとえばですけど、今ファイナルファンタジーフォーティーンをまだ十分に展開できてない国に物理サーバーを立てて、より良いレイテンシーで遊んでもらいたいとか、対応できてない言語に対応していきたいとか。あと例えば対応プラットフォームを増やしたいとか…あとまあこれは結構大変ですけど、すべてのワールドを(物理データセンターを超えて)一つの世界につなげて誰とでもパーティを組めてみたいな事は考えたりはしますね。
ただ、うーんやっぱりここまで10年以上に渡って、一つひとつ、1パッチ、1システムを積み上げてここまでやってきたので、それは変わらずにこれからもコツコツ、エンドウォーカーで1回目の終焉ってのは迎えましたけど、また大きな驚きのあるラストっていうのに向かって積み上げてっていうのが、やっぱり遠いようで一番の近道かなって思います。
あとそれなりに近い…7.Xくらいではハウジングアイテムの設置数を増やすっていうね。目標もありますし。(会場大歓声)
今頑張ってますのでもう少しお待ち下さい。
今のもそうですけど一つひとつの積み重ねがね、ファイナルファンタジーフォーティーンをここまで大きくしてくれたと思ってます。でもだからこそ、皆さんとも一歩一歩のなんだろう…積み重ねによって信頼関係を結べてきたと思ってます。
なので今目標を1個思いついた。10年後もこのPAX Eastでまたお会いしましょう!
※ここでプーマとのコラボCMが流れる。現地時間明日25日に発売と流れる。
Matt:エスティニアンの足の長さが…
締めのコメント
新生FF14、10周年を迎えます。
改めてここまでこれたのは、世界中でプレイをしてくださっている光の戦士の皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
またこれからも、さっき約束した通り10年後のPAXでお会いできるように頑張っていきますのでどうぞこれからもよろしくお願いします。
以上です。