公式で、「FFXIV運営規模拡大に関するお知らせ」が出ています。
FFXIV運営規模拡大に関するお知らせ | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/topics/detail/28242f184da9dc4570cf60d47c3aa154dc1d59d1
皆さんこんにちは、そして明けましておめでとうございます。ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田です。本年もよろしくお願いいたします!
さて、昨年12月7日に正式サービス開始となった『暁月のフィナーレ』ですが、非常に大きな混雑が発生し、プレイヤーの皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。また、次なる課題であるジョブバランス等についても、継続的に調整してまいります。
引き続き、ピークタイムには一部強い混雑が発生しているワールドもございますが、これらを根本解消していくための計画が少しずつまとまってきましたので、今後のロードマップをお知らせいたします。
今回のお知らせは内容が多岐に渡り、またボリュームも多くなっています。順を追ってご説明いたしますが、項目ごとにご確認いただいても大丈夫です。どうかお時間のある時にご一読ください。
- オセアニアデータセンターの正式オープン
- ホームワールド変更サービス(ワールド移転)の再開について
- データセンタートラベルシステムの公開時期について
- 日本データセンターの拡張計画について
- 北米データセンターの拡張計画について
- 欧州データセンターの拡張計画について
- 新規プレイヤー向けDL版販売再開について
- 最後に
オセアニアデータセンターの正式オープン
以前より計画/準備を進めてきたオセアニアデータセンターですが、開発チーム内予定よりも2週間ほど前倒して公開することが可能になりましたので、急ではありますが日本時間2022年1月25日(火)にオープンさせていただきます。
また、オセアニア地域の現プレイヤー数を踏まえて、「初期3ワールドでオープンした後、さらに2ワールドを追加」という計画をしていましたが、現状のプレイヤー数増加を考慮し、初期から5ワールドでオープンいたします。新規5ワールドオープンとなりますので、日本/北米/欧州データセンターでプレイしてくださっていたオセアニア地域のプレイヤー皆さんも、余裕をもって移転していただける見込みです。また、オセアニア地域において、ネットワークレイテンシー問題によって、プレイをためらわれていた方も、快適にプレイしていただけるかと思います。
なお、別記させていただきますが、新規オープンするワールドは「新設ワールド」になり、新設ワールドへのホームワールド変更サービス料金が「無料」になるなど、いくつかのボーナスがございます。ホームワールド変更の際には、そちらをご利用いただけますと幸いです。
ホームワールド変更サービス(ワールド移転)の再開について
現在、『暁月のフィナーレ』正式サービス開始の混雑に合わせ、ホームワールド変更サービスを停止しておりますが、皆さんのプレイが進み、ログイン時間が分散し始めていること、そしてオセアニアDCのオープンの準備が整ったことから、日本時間2022年1月26日(水)より再開いたします。
オセアニアDCのオープンが1月25日であるのに対し、ホームワールド変更サービスの再開が1日遅れとなる理由ですが、スムーズで安定した新規データセンターオープンのため、まず1月25日に新規5ワールドをオープンし、ログインや通常プレイが問題なくライブサービス上で行えるかどうか、しっかりと確認させていただく必要があるためです。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
なお、1月26日再開となるホームワールド変更サービスは、全データセンター/全プレイヤーが使用可能な状態となりますので、オセアニアデータセンターへの移転だけでなく、既存ワールド(一部混雑指定ワールドは除く)へのホームワールド変更を検討されていた皆さんがご使用になれます。
新設ワールドへのホームワールド変更にともなうボーナスなどは、『こちら』に別途トピックスをご用意しておりますのでご参照ください。
データセンタートラベルシステムの公開時期について
『暁月のフィナーレ』における混雑への対応として、公開を延期していましたデータセンタートラベルシステムですが、現状ではパッチ6.1xでの投入を予定しています。あらためて簡単にシステム概要をお伝えしておくと……
- 物理データセンター内の他の論理データセンターへ遊びに行くことができるようになる
- 日本、北米、欧州、オセアニアのそれぞれの物理データセンターを超えて移動することはできない
- 物理データセンターを越えることも技術的には可能となるが対応は継続検討
- データセンタートラベルを行う場合は、ゲーム内ではなくキャラクター選択画面から実行することになる
といったものになります。
以前のプロデューサーレターLIVEにてお伝えさせていただいた通り、物理データセンターを越えられるように設計していますが、ゲーム内経済や価値観の差が大きいこともあり、まずはそれぞれの物理データセンター内にある論理データセンター間のトラベルシステムとして公開いたします。将来的に物理データセンターを越えたトラベルとして拡張するかどうかについては、コミュニティの皆さんのご意見も拝見しつつ検討を進めてまいります。
データセンタートラベルシステムは、現在実装されている「ワールド間テレポ」と比較すると、FCチャットやクロスワールドリンクシェルなど、論理データセンター単位で管理している機能に対しての制限が強くなります。これは、チャットサーバーやクロスワールド関連のサーバーが、論理データセンターを超えて通信を監視できないためです。
しかし、それ以外の例えばクエストを進行させたり、パーティ募集に参加したり、パーティを組む、コンテンツへ向かう、コンテンツファインダーを使用するなど、通常のプレイにおいてはほぼ制限がありません(LodestoneやFFXIVコンパニオンアプリなど連絡手段があれば、固定PTを組むことも可能だと思います)。
遊びにいった先の論理データセンターで、各種FCやリンクシェルなど、コミュニティに新規参加する場合には、ホームワールド変更が必要となりますが、それ以外のプレイはより快適なものになると考えております。今少し楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
日本データセンターの拡張計画について
現在、日本データセンターには3つの論理データセンターと、32個のワールドが存在しています。2013年の新生FFXIVリリースの際、混雑に対応するためにワールド数を強引に増やし、1つの論理データセンター配下に10ワールド、ないしは11ワールドが内包され、効率的な運用ができない状態にあります。そのため、各ワールドの同時ログイン上限数が、北米/欧州の各ワールドと同等には引き上げられず、大きな混雑を発生させる要因となりました。
そこで、今回は長期的視野に立って、論理データセンターを1つ追加して論理データセンターごとのワールド数を減らすことで、各ワールドの同時ログイン上限数を大幅に引き上げさせていただきたく存じます(各ワールド当たり数千単位で増やすことが可能になります)。
- 論理データセンター数3⇒論理データセンター数4
- ワールド数32⇒ワールド数は現状数を維持
- 収容人数は現在の同時ログイン上限数から5万以上引き上げ可能
そのため、現在3論理DC構成で10:11:11となっている論理データセンター配下のワールドを、8:8:8:8の4論理DC構成へと、組み換えさせてください。
現在物理的にサーバーが収容されているデータセンターの床面積や、半導体不足を考慮しても、これが最も早く、かつ効率的な大規模増強になります。コミュニティ維持という観点において、ワールドのリグループをともなうことになるため、日本データセンターでプレイされている皆様には、大きなご迷惑をおかけすることとなりますが、データセンタートラベルの実装や、ホームワールド変更サービスの活用など、できる限りのサポートをさせていただくつもりです。心苦しいお願いとなり、大変恐縮ですが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
なお、論理データセンターの追加、大規模なワールド構成の変更は、2022年7月頃に実施させていただく予定です。新たな論理データセンター、ワールド構成の変更内容については、各論理データセンターでマッチングの偏りが出ないよう、時間をかけて慎重に検討させていただきます。重ねて、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
北米データセンターの拡張計画について
現在北米のデータセンターには、3つの論理データセンターと、24個のワールドが存在しています(構成はワールド数8:8:8)。大幅に増加しているプレイヤー数への対応として、2段階の大規模拡張を予定しております。世界的な半導体不足により、サーバー機材の調達に時間がかかっているため、第一弾を2022年8月頃、第二弾を2023年春~夏頃に実施させていただく予定です。
まず第一弾となる2022年8月頃の拡張では、論理データセンターを1つ新規設置し、その配下に新規4ワールドを追加いたします。第二弾の拡張では、新設した論理DC配下に、さらに4つの新規ワールドを追加し、4論理データセンター、8:8:8:8の構成とする予定です。2022年8月のタイミングで一気に8ワールド追加させていただきたいのですが、前述しました半導体の不足により、二段階となってしまうことをご了承ください。
また、次期拡張パッケージ(パッチ7.0)を視野に入れた場合、上記以外のさらに大規模な拡張も検討しております。こちらについては、計画が進行した際に、あらためてお知らせいたします。
欧州データセンターの拡張計画について
現在欧州のデータセンターには、2つの論理データセンターと、12個のワールドが存在しています(構成はワールド数6:6)。大幅に増加しているプレイヤー数への対応として、北米データセンター同様に欧州データセンターも2段階の大規模拡張を予定しております。世界的な半導体不足により、サーバー機材の調達に時間がかかっているため、第一弾を2022年7月頃、第二弾を2023年夏頃に実施させていただく予定です。
まず第一弾となる2022年7月頃の拡張では、2つの論理データセンターに新規2ワールドずつ、合計4つの新規ワールドを追加いたします。第二弾の拡張では、新たに3つめの論理データセンターを追加し、新規8ワールドをオープンさせる予定です。これにより、3論理データセンター、8:8:8の構成とする予定です。半導体不足により、二段階となってしまうことをご了承ください。
なお、欧州データセンターは、将来の拡張も見据えて、4つめの論理データセンターを追加できるだけの床面積を確保するよう調整しております。こちらも必要に応じて早めに投入できる準備を進めてまいります。
新規プレイヤー向けDL版販売再開について
現在販売を停止しております、新規プレイヤー向けのダウンロード版販売について、以下の理由などから、日本時間1月25日17:00以降より順次販売を再開いたします。
- オセアニアデータセンターがオープンし、収容人数が一定数増加可能となること
- オセアニア地域の新規プレイヤーの皆さんがプレイ開始できる状況とさせていただきたいこと
- 既存プレイヤーの皆さんのプレイ時間/ログイン傾向が徐々に通常時に戻ってきていること
これによって再度大きな混雑が発生、それが続くようなことがあれば、再度販売停止することも検討させていただきます。まだピークタイムには一部強い混雑が発生しているワールドもあることから、時期尚早とのお声があるとは思いますが、ご理解をいただけますと幸いです。
なお、フリートライアル版については今少し様子を見てから再開させていただければと思います。
最後に
重ねて、世界中の半導体不足により、各データセンター/各ワールドへの物理的な増強が遅くなり、誠に申し訳ございません。また、増強によるコミュニティの一部分断や混乱についても、発生せざるを得ない状況となり、非常に心苦しいお願いとなってしまいました。
一方でこれからもFFXIVを大きく発展させ、混雑なく快適にプレイできる環境を構築することが、何よりもプレイヤーの皆さんのためになると考えています。今年2022年から2023年にかけて、莫大な費用と人的コストをかけ、大規模な環境増強が続きますが、できる限り通常のプレイには大きな影響が発生しないように進めてまいりますので、変わらずのプレイ、ご支援を賜れますと幸いです。
冒頭にも少し触れました通り、ジョブバランスの調整だけでなく、コンテンツのアップデート、パッチ6.xシリーズの展開、次期拡張パッケージ(パッチ7.0)に向けての取り組みなど、こちらも精力的に推し進めてまいります。また、その内容についても、2月下旬までにはいくつかお知らせさせていただくつもりですので、プロデューサーレターLIVEなど、各種放送を楽しみにお待ちください。
それでは、あらためまして、本年もファイナルファンタジーXIVをよろしくお願いいたします!
ファイナルファンタジーXIV プロデューサー兼ディレクター
吉田 直樹
最後のあいさつを除くと、以下5点の内容になっています。
- オセアニアDCの正式オープン
- ホームワールド変更サービス(ワールド移転)の再開について
- データセンタートラベルシステムの公開時期について
- 日本 / 北米 / 欧州の各データセンターの拡張計画について
- 新規プレイヤー向けのDL版販売再開について
順に見ていきましょう。
オセアニアDCの正式オープン(1月25日予定)
日本データセンターでプレイする方には無関係な話題ですが、もしかすると一部現在は日本DCで仕方なくプレイしている方が、より近いオセアニアDCでに移動するかも知れません。頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
ホームワールド変更サービス(ワールド移転)の再開について
ホームワールドを変更するサービスも停止していましたが、こちらは日本時間2022年1月26日(水)より再開するということです。
※なお25日のオセアニアDCオープンに対して1日遅れとなる理由は、5ワールドもオープンするため確認する時間が必要ということのようです。
データセンタートラベルシステムの公開時期について
現状ではパッチ6.1xでの投入を予定。
システムの概要は以下の通り。
- 物理データセンター内の他の論理データセンターへ遊びに行くことができるようになる
- 日本、北米、欧州、オセアニアのそれぞれの物理データセンターを超えて移動することはできない
- 物理データセンターを越えることも技術的には可能となるが対応は継続検討
- データセンタートラベルを行う場合は、ゲーム内ではなくキャラクター選択画面から実行することになる
ということで、海外データセンターへは(公開時点では)トラベルできないというのが注意点でしょうか。
チャットシステム系でやや制限が増えるほかは、クエストを進行させたり、パーティ募集に参加したり、パーティを組む、コンテンツへ向かう、コンテンツファインダーを使用するなど、通常のプレイにおいてはほぼ制限がないということです。
日本データセンターの拡張計画について
これはけっこう多くのプレイヤーが関係しそうな話題ですので注意が必要でしょう。
- 論理データセンター数3⇒論理データセンター数4
- ワールド数32⇒ワールド数は現状数を維持
- 収容人数は現在の同時ログイン上限数から5万以上引き上げ可能
論理DC(データセンターと呼んでいるもの)が1つ増えるものの、ワールド数は現状維持なので、血胸データセンターが変更になる人がい出てくるということになります。
そのため、現在3論理DC構成で10:11:11となっている論理データセンター配下のワールドを、8:8:8:8の4論理DC構成へと、組み換えさせてください。
しかしその恩恵として、「同時ログイン上限数から5万以上引き上げ可能」ということです。
なお論理データセンターの追加、大規模なワールド構成の変更は、2022年7月頃に実施予定とのことで、今後何度か説明などの機会があるものと思われます。
※北米・欧州は省略します。
新規プレイヤー向けDL版販売再開について
日本時間1月25日17:00以降より順次販売を再開予定。
ただし、これによって再度大きな混乱などが出るようなら、販売の再停止も視野に入れているとのことです。もし身近に新規希望の人がいた場合にはこの機会を逃さないように伝えておくと良いかも知れません。
なお「フリートライアル版については今少し様子を見てから再開」予定とのことです。これは致し方ありませんね。
以上